第7回(2010年)
第7回眼瞼・顔面けいれん友の会例会報告
日時 2010年3月6日(土) 午後1時~3時30分
会場 興和創薬ホール(新日本橋)
参加者数 176名(内、付き添い17名)
プログラム(13:00~15:30)
顔面けいれんについて
田草川豊先生(三井記念病院 脳神経外科部長)
眼瞼けいれんの患者さんへの医師の説明内容について
若倉雅登先生(井上眼科病院院長)
眼瞼けいれんの診断と治療について
清澤源弘先生(清澤眼科医院院長)
質疑応答
田草川先生、若倉先生、清澤先生
最近の例会は椅子を200席ほど用意するのですが、今回も殆ど空席がないほどでした。例会は、講師の講演と質疑応答が主な内容となっており、今回の特別講師は三井記念病院脳神経外科の田草川豊先生による「顔面けいれん(正式名は片側顔面けいれん)について」でした。
友の会の会員は、眼瞼けいれん患者の方が多いために、これまでは、眼瞼けいれんについての話の方が多くなっていましたが、今回はじめて、顔面けいれんの話を詳しく聞くことができました。
顔面神経と脳血管との位置、どうしてけいれんがおきるのかという詳しいメカニズムがお話だけで理解できるように、私たちにゆっくりわかりやすくお話しをして下さいました。詳しい講演の内容は会報などで皆さんにお知らせしていますが、顔面けいれんの治療には現在ボトックス(対症療法)とジャネッタ手術(準根治療法)があり、その違いと、手術の副作用など多くの疑問に答えていただきました。
その後、井上眼科病院院長若倉雅登先生による「病気の患者への説明」(映像)についての現場からの解説がありました。また、清澤眼科医院院長の清澤先生からは、「眼瞼けいれんの診断と治療」というタイトルで眼瞼けいれんの診断の難しさ、治療の実際の方法などについて詳しく話していただきました。
最後に、先生を囲んでの質疑応答となり、いくつかの疑問について丁寧にお答えをいただきました。
特に、顔面けいれんの手術への疑問や薬への副作用などについての質問がありました。また、当日は参加者から事前に集めた疑問点についても答えていただきました。
(左から清澤先生、田草川先生、若倉先生です)