よくある質問

眼瞼けいれんの症状チェックシート

次のうち、当てはまる症状の個数を数えてみてください。

  • まばたきが多い
  • 屋外で、もしくは屋内でもまぶしい
  • 目を開いていられない(目をつぶっていた方が楽だ)
  • 目が乾く、しょぼしょぼするなど、目がいつも気になる
  • 人ごみでものにぶつかりそうになる
  • 電柱や立ち木、停車中の車にぶつかった
  • 太陽や風、階段の上り下りが苦手で外出できない
  • 危険を感じて車や自転車の運転をあきらめた
  • 手を使って目を開けなければならない時がある
  • 片目をつぶってしまう

上の症状のうち、1~2個当てはまる場合は、眼瞼けいれんの疑いがあります
また、3個以上当てはまる場合はより可能性が高くなります

参考文献:
 「眼瞼けいれん? 正しい理解と最新の治療法」メディカル・パブリケーションズ
 「眼科疾患のボツリヌス治療」診断と治療社


ボトックスについて。

眼瞼けいれん、片側顔面けいれんの治療に使われているボトックスというネーミングについて教えて下さい。

Botulinum toxinという言葉からきていて、ボツリヌス菌の毒素という意味です。

 

ボツリヌス菌の毒素を使った薬ということで、承諾書を書かされるので余計にそう感じさせるのですが、その危険性について教えて下さい。

ボツリヌス菌というと、菌を注射するのじゃないかと勘違いされますが、菌が作り出している天然のたんぱく質(毒素)を使っています。菌そのものを打つわけではないので感染するとかの心配はありません。
それに、注射ができるのは当社の研修(疾患ごと)をうけた医師のみが使えますので、厳しい規制があるのです。
(回答はグラクソ・スミスクライン社)

 

症状が起きなければ、ボトックス注射の間隔を延ばしても大丈夫でしょうか?
個人差があると思いますが、平均どれ位の間隔でするのが良いのでしょうか?

治療間隔が延びたからといって次回注射の効果が減ることを心配することはありません。
けいれんが戻ってきてまた治療を受けたくなったら医師にご連絡ください。通常三~四ヶ月ごとの患者さんが多いです。
(回答 顧問 清澤源弘先生)

 

眼瞼けいれんの治療法でボットクス以外の治療法は、他に何か無いものでしょうか?

私はボトックスが長期的な副作用もなく、現在は一番良い方法と思います。
(私は様々な理由で内服をあまりお勧めしませんが、)薬剤としてリボトリールやアーテンの内服、(開瞼失行の合併例などによさそうな)クラッチ眼鏡の装用、(ほかの治療法が無効であるような重症例が適応の)眼輪筋の筋切除手術、(片側顔面痙攣で顔面神経に対する血管の圧迫が明らかな場合に行われることがある。)ジャネッタ手術などがあります。
其の可否は各々の症例によりますので、主治医にご相談ください。
(回答 顧問 清澤源弘先生) 

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